2022年秋季大会 領域11インフォーマルミーティング 議事録案
日時：2022年9月13日（火）  19:00--
場所：オンライン（Zoom）
代表：服部　議事進行：西口　議事録：藤江

議事内容：

１．次期領域代表・副代表の選定（審議事項）

・次期 (任期：2023年4月～2024年3月)領域代表：笹本智弘先生（東工大）、領域副代表：樺島祥介先生（東大）が承認された。

２．新運営委員の紹介

・新運営委員(任期：2022年10月～2023年9月)［前回IMで承認済み］：髙橋昂先生（東大）、森史先生（九州大）、中山洋平先生（東北大）、中川正基先生（福工大）の紹介がなされた。

３．次期運営委員の選定（審議事項）

・次期運営委員（任期：2023年4月～2024年3月）の4名：河村光晶先生（東大）、久野義人先生（秋田大）、加藤譲先生（はこたて未来大）、廣田真先生（東北大）が承認された。

４．プログラム編成作業に関して

a. 今回のフロクラム編成て気ついた点・反省点（報告）
・今回からSlackやgoogleスプレッドシートを活用し、以前より効率的な情報共有が行えた。
・Slackの90日ルール（大会の間て過去のやりとりかすへて消えてしまう）問題について打開策を募集中。

b. 次回のプログラム編成について（申送り）
・開催可能会場の減少による年1回のオンライン開催が続くとの報告があった。

c. 合同セッションについて（報告）
・今回5つの合同セッションのうち3セッションを1人の運営委員が担当したが、合同セッションの担当委員は1セッション1人にすべきとの反省点があがった。
・プログラム編成時のバッティングルールが多いことの問題点が挙げられ、減らすことができないか議論が行われた。
・「領域12とのルールは実際必要なのか？」（竹内先生）、「これらのルールは時代とともに変遷していくもので、必要が無いと判断されるものは積極的に削っていくべき」（津川先生）、「スピングラスと領域3のバッティングルールは、領域11側でスピングラスの相転移/相図等が多く議論されていた際の名残と思われるが、現在はセッションが独立するほどスピングラスの相転移/相図等の研究が応募されることは多くないので、バッティングルールとしては消し、応募状況に応じて運営委員がバッティングについて検討する対応でよいのではないか。」（髙橋先生）、「領域間ルールはもういいのでは」（服部先生）との意見があり、運営委員内で引き続き議論することとなった。
・「講演の重複を避けるのが厳しいので大会側に講演登録システムで対処するよう要望を出せないか」（津川先生）との提案がなされた。

d. カラス合同セッションの領域6との合同化について（審議事項）
・領域6から領域11, 12で開催しているガラス合同セッションに領域6（金属分野）を入れてもらえないかと提案があり、領域6運営委員の梶原先生（広島大）より趣旨説明があった。提案通り承認された。
【提案内容】カラス合同セッションを次回2023年3月大会から領域6, 11, 12の合同セッションとする。当面は従来通り、領域11, 12を主領域として運営し、日程調整も領域11と領域12のみで行う。また、領域6からの講演申し込み数の推移を見て、領域11, 12と同数程度になってきたら主領域分担や日程調整についても議論することとする。

５. 学生優秀発表賞の要領(領域11)の変更について（前回IMからの継続審議事項）

・学生優秀発表賞の改訂案について、運営委員内での議論をまとめた資料に基づいて、説明がなされた。（当該資料は運営委員内で引き継がれる）
・具体的には応募資格の緩和と評価基準の明文化に向けて以下の提案がなされた。
【提案内容（応募要件の変更）】これまでに日本物理学会において4回以上、そのうち領域11 （合同セッションを含む）で2回以上、登壇者として口頭発表している大学院生。
（現在の応募要件では、物理学会において5回以上、そのうち領域11 （合同セッションを含む）で3回以上）
【提案内容（評価基準の明文化）】多様な講演と幅広い分野の聴衆が集まる学生優秀発表賞セッションにおいて、自身の研究成果の意義や面白さを専門外の聴衆にもわかりやすく伝えることに期待する。
【申送り事項】 改定後の応募者数の推移や学生優秀発表賞セッションの様子を見つつ、今後のIMで更なる応募要件の緩和や審査形態の変更について議論を続けることとする。

・現行の学生優秀発表賞の問題点として、(1)応募資格の厳しさ、(2)独立セッションで審査することの是非、(3)賞に対する期待感の不明確さが挙げられ、それらについて議論された。
    ・竹内先生より1次審査の実情について質問があり、「実質的に1次審査は何もしてない（資格を満たしているかどうかのチェックのみ）。」との回答（服部先生）。これを受けて「学生発表賞と言いながら審査に使っているのは事実上過去の発表回数だけであり、（discourageしたくないとはいいつつ）２次審査の評価基準を明文化したところで、現実と対応していないのでは？」との意見があった（竹内先生）。これに対し審査側から「発表回数をこなしているので、学生もこなれて質が高いために受賞しているのであって、審査は意味がないということはない。」との回答があった（服部先生）。
    ・「回数を減らすのはよい。当該発表の概要を提出させるのは良い案。応募段階でよく発表が準備されている→クオリティの高い発表が期待できるので、審査の上でも改善になるのでは？独立セッションの意義を強調した点も良い。運営側の都合で独立セッションを設けているように見えるのはネガティブなので、若手奨励賞のセッションのように独立セッションを誇りに思ってもらえるような形にできるといい。」との意見があった（竹内先生）。
    ・「領域11は分野を横につないでいるのがいいところ。」（服部先生）、「対象に縛られないことや何でもあり感を基準として明文化してはどうか？」（津川先生）とのコメント、提案があった。
・議論の結果、提案通り承認された。評価基準の明文化の具体的な表現については領域代表、副代表、運営委員によって再度検討する。次回の3月大会より改訂された募集要項で実施できるよう手続きを進めることとなった。

６．次回物理学会てのシンホシウム提案について（報告）

・今回のシンポジウム開催状況（領域11が主のもの2件）の報告と、次回のシンポジウム提案募集の案内について9月中にMLに流す予定との説明があった。

７．オンライン大会の定期開催について（報告）

・服部先生よりオンライン大会についてのアンケート結果について報告があった。
・年2回の大会のうち1回をオンラインで開催する方針が理事会から提案され領域委員会で承認されたことが報告された。
・冬は北の方は会場的に厳しいため、理事会は春をオンライン大会にしたいらしいがまだ検討中とのこと。
・「オンラインになるのは年次大会と分科会のどちらか。年次大会のほうが人数的にしんどいのでオンラインにしたいとの意見もあるのでは」（樺島先生）との質問に対し、「未定。春をオンラインにしたいのは旅費の予算的な問題などいろいろな意見がある」との回答（服部先生）。

８．その他

a. STATPHYSの報告（出口先生）
・会期の延期（2023年8月）等会議予定の詳細について紹介がなされた。

９．運営委員の担当引き継ぎ（担当者のみ）

幹事：西口　→　佐藤駿丞
広報：藤江　→　佐藤直木
会場：津川　→　藤
WEB（会場補佐）：寺田　→　紅林

・会場係に大きく負担が偏るので、会場係が広報やWEB（会場補佐）をうまく使える体制にしておくとよい。