日本物理学会2005年秋季大会(同志社大学京田辺キャンパス)

領域11インフォーマルミーティング議事録

2005年9月20日(木)17時45分より XE会場

 

議事進行

 川村 光 領域代表

 

 代表の挨拶に続き、以下の話題が報告・議論された。

 

1. 次期領域代表・副代表の紹介

2. 世話人の紹介・新世話人の選出

3. 英語セッションの今後に関する報告

4. 若手を対象とする物理学会の賞の新設について

5. 物理学会ジュニアセッションに関する報告

6. 領域11・「非会員登壇」の現況(経緯と結果報告)

  7. 領域11のキーワードに経済物理を追加

  

  8. その他

 

議題

 

1. 次期領域代表・副代表の紹介

 次期領域代表(現副代表)中野 徹 氏(中大・理工)から代表就任の挨拶があった。

 次期領域副代表 甲斐 昌一  氏(九大・工)から副代表就任の挨拶があった。

 

 新代表が決定した場合には5年前まで遡って領域代表経験者に連絡する慣習があったが、今後は3年前まで遡れば良いことにする。(全会一致で承認された。)

 

2. 世話人の交代・承認

(1)次期世話人(任期:2005年11月〜2006年10月)の紹介

磯部 雅晴 (名工大・工)isobe@nitech.ac.jp

 専門分野 分子動力学、非平衡系 <- 金 賢得 (京大・理)

引原 俊哉 (北大・理)hikihara@phys.sci.hokudai.ac.jp

 専門分野 量子スピン系 <- 古賀 昌久 (阪大・工)

高木 太一郎 (防衛大・応用物理)takagi@nda.ac.jp

 専門分野 可解模型 <- 守 真太郎 (北里大・理)

中村 厚 (北里大・理)nakamula@sci.kitasato-u.ac.jp

 専門分野 可積分系 <- 戸田 晃一 (富山県立大・工)

 

(2)新世話人(任期:2006年5月〜2007年4月)の選出が行われた。

 大塚 博巳(首都大学理学研究科)otsuka@phys.metro-u.ac.jp

 専門分野 :電子系、スピン系(計算機物理) <- 藤本雅文 (奈良県医大)

藤本 仰一(東京大学総合文化研究科) fujimoto@complex.c.u-tokyo.ac.jp

 専門分野 複雑系、生物物理、カオス、非線形動力学、パターン形成  <- 出口 哲生 (お茶大・理)

 山口 義幸(京都大学情報学研究科)yyama@amp.i.kyoto-u.ac.jp

 専門分野 多自由度ハミルトン力学系  微分方程式における繰り込み群の方法 <- 吉村 和之 (NTT・コミュニケーション研)

 後藤 晋 (京都大学工学研究科)goto@mech.kyoto-u.ac.jp

 専門分野 乱流による混合・拡散・輸送現象の 物理機構の解明や制御法 <- 服部 裕司 (九工大・工)

 

 

 新世話人の推薦の際、特定の分野に偏らないように注意した。世話人同士で連絡を取り合った。

 

3. 英語セッションの今後に関する報告

(1)英語セッションの廃止

 来年春の物理学会から英語セッションは廃止されることになった。(8月19日理事会で承認)

 理由:英語セッションでは内容的に関係のない講演が続くなどセッション自体に無理がある。(前回のインフォーマルミーティングの議論等を参照)

(2)英語講演の許可

 希望すればどの講演も英語で講演できることになった。英語講演の場合には、プログラムにそのことが表示される予定である。

 

4. 若手を対象とする物理学会の賞の新設について

若手を対象とした賞を新設することの是非に関してインフォーマルミーテイングにおいて議論するよう佐藤会長から領域代表に依頼があった。

学会での発表に対する賞としていっそのこと多数の受賞者を出すのが良いのではないか、若手は35歳までであろう、座長と一般投票を組み合わせて決定する、などの意見が出された。

 

5. 物理学会ジュニアセッションに関する報告

「物理教育委員会ジュニアセッション検討ワーキンググループ」が 領域代表にジュニアセッションの継続の是非等に関するアンケートを 依頼した。その対応として、 領域11では8名の世話人の意見を領域代表が集約して理事会へ提出した。

理事会では「来年春の大会でもジュニアセッションを継続する こと」を決定した。また、同ワーキンググループの 答申内容として、以下のようなことが紹介された。「高校生を主体としたジュニアセッションを年に一回開催する(春の大会)。受付はするが参加は無料とする。予算についてはおよそ150万円程度が見込まれる。原則として物理学会の負担 とするが、種々の方策により物理学会の負担を軽減するべく努める。」

 

6. 領域11・「非会員登壇」の現況(経緯と結果報告)

 予てより、主に流体物理分野より出されていた物理学会大会一般講演における非会員学生登壇の要望(「非会員登壇」)の問題について、その経緯と理事会決定事項が再度部分的に確認された。現状では、気象学会と機会学会の学生会員のみ、条件を満たせば登壇可能である。しかし、現在の条件では参加しにくいとの意見があった。また、今回の学会から登壇から可能であり、事務局によれば最大で4件登壇の可能性がある。

 

 

 7. 領域11のキーワードに経済物理を追加

来年春の学会から、領域11のキーワードに経済物理が追加される。

 

  

  8. その他

シンポジウムを提案する際にインフォーマルミーティングに図る必要はなく、誰でもウェッブで申し込み可能なことが確認された。ただし、申し込みを行う際には直接あるいは世話人を通して、メールや電話にて領域代表にコンタクトするよう領域代表の方から要請があった。物理学会としてシンポジウム・招待講演を審議・決定するプログラム小委員会(領域委員会)の席で、領域代表は当該領域を代表して領域11からの 各提案に対する説明と推薦を行うことを求められる。